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詳細なネタバレを含む可能性があります
- 2024/01/04 21:55:20 「手を加えて磨けば光るかもしれない原石」というのが短評です。いわゆる「秘匿ハンドアウト」の黎明期のシナリオです。パイオニア的作品を2024年から評価することは公平ではないですが、現在の価値観からいえばやや粗造りに見えます。シナリオに書かれていることから大きく外れた行動は難しいです。また、秘匿ハンドアウトという形式をとっているため、盛り上がるクライマックスの前に中盤で探索者が脱落しかねないバランスであることは非常に危ういと感じます。さらに、担当するハンドアウトごとの役割の比重のバランスも悪いです。KPが探索者を作成してPLに渡すプレロールド形式にした方が満足できるかもしれません(試していません)。また、PvPの可能性があります。これについては6版より7版で遊んだほうが楽しめる気がします(試していません)。そしてとてつもなく文章が読みにくいです。意図も処理も伝わりにくいです。意外な結末や各所に張られた伏線などは良い点だと感じます。理不尽さは少なく、全体を通してストーリー自体は納得感のあるものだと思います。ハンドアウトごとの指針が提示されていてRPがしやすい点は親切です。良い点も少なくないので工夫すれば楽しいセッションができる良いシナリオだと思います。
- 2024/01/05 2:09:53 刑事シナリオとは言うものの、どちらかと言うならば所謂エモシのように感じる。 HOがあり、ステータス補正がある……が、シナリオにこのステータス補正が関係するかと言えばほぼない。キャラメイクの自由度を下げているだけとも思える。 シナリオ背景や展開もスッキリするものではなく、人によっては思っていたのと違うと感じるだろう。 刑事としてシナリオに臨んだら実は犯罪者であった、という構造は面白くはあるが同時に物語をチープにしているとも感じる。 特に、被害者HO側は入れ込めて楽しいかもしれないが加害者HO側は虚無感を感じるかもしれない。 PL騙しともとれるので、地雷の確認が必要。 ストーリーは一本道であり、自由度は高くない。ストーリーラインにPCの設定が噛み合えば楽しいと思う。 (特に妹や恋人などの思い出はシナリオで明記されていない為、自分で作り込まないと「あ、終わり?」となるだろう) PC同士の関係を楽しめる人にとってはかなり楽しいシナリオ。
- 2024/01/05 3:19:14 秘匿黎明期(というか、おそらく火付け役?)なのもあって、今のシナリオほど整っても、整合性が取れてもいないという印象。 また、「PLPCの判断として非常に合理的かつそれを阻却する理由もないが、この提案を阻却しなければシナリオの一本道構造が崩れる」という部分が2、3見受けられる。そのため、PLPCがシナリオ想定動線から外れないように強引にでも行動を制限するか、シナリオが崩壊するのを覚悟の上でなるようになーれ!と見切り発車するかの二択をする必要がある。どういう路線で回して欲しいか、PLとのすり合わせをすれば不幸が減りそう。
- 2024/02/04 7:31:20 発想力、物語の雰囲気は良いですが、それらを磨くセンスと日本語力に欠けていると感じる内容です。日本語が気持ち悪いと感じることが多く、また想定されている展開が少ないため、回す時は改変して自由度を上げています。秘匿文章もプレイしていてピンとこないところがあり、物語の構成が良いだけに没入できなかったら致命的です。NPCのセリフや秘匿描写はKPのほうで調整するのを基本に組み立てると、少しの変化でもPLPCの入り込み方が全然違います。あと警察内での動きがかなり妄想内構成なので、説得力を持たせるためにはコテ入れが必要。大筋と秘匿内容とNPCの設定を引き継いで、あとはパズルみたいに組み立てていくと楽しいシナリオです。資料や情報も度々日本語がおかしいので注意。愛着が湧く前に死ぬNPCがいるので、導入部分でしっかりコミュニケーションを取らないとPLを置いてけぼりにします。
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