詳細なネタバレを含む可能性があります
- 2024/03/21 22:55:41 ■悪い点 ・シナリオ概要にある通り、HOに偏りがある ・1つはシナリオに振り回されるが加害者HO、1つは関りあいのあるNPCが他HOにとられるため虚無になりがち等 ・また、HOに関わるNPCの生還条件に別のHOの行動が必要(シナリオからの誘導はない)であったり、生還条件が一人だけ開示されないため、異様に生還条件が高い。KPからの調整が必要。 ・NPCの行動が合理的でない場面があるため、理由付けなどがいる ・〇〇に関する殺し方を好む殺し屋、とHO表記があるが、実際にその殺し方をする場面はないし、理由付けもない ・NPC同士による同性愛展開があり、それにPCが完全に巻き込まれる形となるため、PCへのフォローが場合によっては必要 ■良い点 ・NPCは魅力的 ・京都観光の気分に浸れる ・見せ場が一応ある(ないHOもある) ■その他 ・本題にはいるまでシナリオ1本分くらいあり、やや冗長 ・一本道なのでPLの行動によって予想外の展開にはならない ・殺し屋をやるぞー!という気持ちで来るとやや肩透かしを食らう
- 2024/03/30 20:08:29 セッションは楽しく遊びました!その上で、期待していたが実際には異なった部分と、特に良かった部分を記載します。 【期待していたが実際には異なった部分】 概要などでこれでもかと「四季」を強調しているため、各HOにある殺し方がギミックに関わるのかと思いきや、探索者が四季になぞらえた殺し方をする必然性は一切ないシナリオでした。おそらく「四季」と「死期」をかけた概要文をつけたかった、ラストあたりでHO春とHO冬が消えるシーンをシナリオ内季節の夏には過ぎ去っているものとして描写したかった為かと思います。 また、殺し屋のシナリオと思い殺す依頼をこなす事がメインだと思って臨んでいたため肩透かしを喰らいました。それもあって、シナリオ前半が冗長に感じました。茶番寄りの展開で楽しかったのは楽しかったですが、セッション中でさえ冗長に感じたため、このような意見もあるということを記載いたします。 【特に良かった部分】 NPCが皆魅力的でした!それぞれに愛着が持て、自分たちのセッションではNPCたちも含めての仲間意識が強く持てたように思います。 【注意点】 シナリオの注意事項にも記載があるように、HOによって様相が異なります。PLによっては楽しむより負担が大きくなる可能性がある為、HOを割り当てる際は注意を払う必要があります。
- 2024/04/24 8:29:16 PLとしてプレイ。卓を囲んだメンバーの協力もあり、楽しいセッションにはなったが、シナリオそのものに対しては不満が残る結果になった。 【殺し屋設定】他のレビューにもあるが、四季をイメージした殺し方をする殺し屋、という事前指定のために殺害方法について試行錯誤して設定したが、別にあんな真面目に考えなくてもよかったという徒労感を覚えた。作者が四季と死期のダジャレをやりたかったがためにあれこれと辻褄合わせをした印象が強く、あまり意味を感じられなかった。 KPは殺し方についてはあくまでフレーバー要素である(データ処理には何の影響もない)旨をPLへ伝えても良いのではないかと思う。殺し屋という設定もかなりふわふわしたものであるため、予めリアリティラインの低さを共有してもらえるとありがたかったかもしれない。 【技能の取り扱い】推奨技能としてコンピュータがあったため、技能値を高く振り分けたが、実際はシナリオ内で強制獲得される芸術(ハッキング)を使用することになったため、コンピュータに多く振り分けた技能値が無駄だったように感じられた。 KPは「代用技能があるためコンピュータ技能は高くなくても問題ない」と事前に告知するか、芸術(ハッキング)に対するボーナス値?をコンピュータの技能値に比例させるようにして、コンピュータ技能を高く取ることに意味を持たせると良いのでは、と思う。PL視点で一番虚無感が強かった要素である。 【NPC】NPCの数や出番が多く、可愛い・かっこいいNPCと絡みたいというPLは楽しいのかもしれない。ただNPCというよりは作者のオリキャラ感が強く、吟遊シナリオに付き合わされている印象も強い。これは同作者の他シナリオにも同じ傾向があるが、四季送りはセッション時間が長い分、吟遊に付き合っている時間も長かったように感じる。 【総合】クトゥルフ神話TRPGというゲームだと思って遊ぶと長時間肩透かしを食らい続けることになるため、なりきりチャットの間にサイコロを転がす遊びとして臨むことでシナリオの想定とPLの乖離を防げると思う。KPはそういった遊び方をしているメンバーを選ぶか、予めそういうシナリオであることをある程度開示することでPLの方でプレイスタイルを調整してもらうことを推奨する。
- 2024/05/10 2:34:49 【KPを行う上で大変なこと】 本文PDF202ページ、KP情報PDF29ページ、PCと共に行動するNPCが7名もいる状態を考慮するとPDFが非常に読みづらい。 作中に土日探索の表記が現れるが、シナリオ中の日付に曜日の記載がないためPLもKPも混乱する。 特定の展開を踏まないと発生しないイベント、そのイベントの発生の有無で描写が変わる、実質的に特定の期間にしか行えない探索、特定の日付になると大きく進む展開など、管理するものが多いが シナリオ(作者)から与えられるKP情報には「シナリオのクソ簡単な流れ」というチャート未満のおおまかな起承転結のみ。 PDFにページジャンプ機能はないため、ひたすらPDF内の検索とページスクロールで進行・管理を4PLの秘匿を確認しながら行わなければならないため準備には想像の倍は余裕をもって行った方が良い。 KP情報PDFの『主なシナリオについて』『Q&A』『NPCのロスト理由について』『各NPC情報』についてはKP情報というより通過後PL向け情報レベル。 末端にチャパレが記載してあったのは助かるが、シナリオ分岐後の描写や後続へつなげる流れは本文PDFにまとめてほしいと思う。 【PLとして楽しめそうなところ】 シナリオ中の日付の進行とイベントの発生とそれぞれの秘匿内容が各HOPCとだんだんと絡んでいく様子は同卓PCとの関わり合いを楽しむPLとしてはわくわくするところだと思う。 当方未通過KPのため、PLには上記を楽しんでもらえるようにシナリオを進めていけたらと思う…
※当ページは、投稿されたレビューの内容にもとづいて作成しています。
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